コラム

Q.冬になると肌が乾燥し、ここ数年でかゆみまで感じるようになりました。どんな対策をしたらいい?


A.ポイントはうるおい・栄養・睡眠

気温が低下すると角質細胞間脂質の生成が少なくなり、皮脂膜が形成されにくくなります。
そのため、角層の本来の働きが十分でなく水分が蒸発しやすくなり、乾燥が進みます。角層が乾燥すると角層細胞同士が離れやすくなり、真皮内の水分が蒸発して皮膚の乾燥が更に進みます。
かゆみを感じるのはかゆみを伝える神経線維は角質層にまで入り込んでおり、皮膚が乾燥してカサつくと、神経線維の末端がわずかな刺激にも反応しているから です。掻き壊したところから汗や細菌などの刺激物が皮膚の内部に侵入してしまうと炎症が起き、さまざまな皮膚のトラブルが引き起こされます。
また、季節による湿度の低下だけでなく、加齢による乾燥にも要注意です。細胞間脂質の主成分であるセラミドが10代半ばをピークに減少し、40代では半減するとも言われています。


トラブルを防ぐポイント

1. 部屋の湿度を40%以上に保つ
2. お風呂上がりや水仕事のあとはすぐに保湿
3. 皮膚を再生させるのに必要なビタミンA、B2、Eを意識した栄養バランス
4. 成長ホルモンが盛んに分泌される夜の22時から2時ごろ就寝していることが理想


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